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metal090718.jpg『シーズン2』/筋肉少女帯

会心の一撃。ナイスだよ筋少さん!
前作『新人』では再結成したバンドに小さくない不安を感じた故、正直大きな期待はしていなかった今作。でも聴いてみてビックリ、非常にキャッチーで魅力的なメロディの曲が多くてとても気持ちいい。

演奏にもガッツが感じられ、特にヘルプの長谷川のドラムに耳を惹き付けられた。
歌詞世界も、「人間嫌い」を一つの軸に、全体的に統率が取れてる感じ。割と愛を感じさせる内容が多く、バンド初期の暗黒の魅力とは違うが、ストレートな愛あり、切ない愛あり、やるせない愛あり、これはこれで間違いなく筋少印の世界だと感じる。過去の曲で言えば、「ぼくの宗教へようこそ」とか「機械」に通じる世界だろうか。

魅力的な曲とプレイ、そして現在の自然な大槻の世界。それはつまり前作を聴いて物足りなく感じた時に、その後バンドが進むべき方向ではないかと期待した姿。バンドに対して勝手に期待したことをそのまま実現してくれるケースは稀なだけに、その意味でも嬉しい。w
特に気に入った曲は、①、③、④、⑦、⑩、⑪辺り。⑨のセルフカバー、「ノーマン・ベイツ’09」はむしろ邪魔に感じた。これだけ今の曲が充実していれば、過去のカバーなんていらんのでは。どうせやるなら「イタコLOVE」か「サンフランシスコ」にしてくれ。

・・・という訳で、文字通り「第二期」を高らかに宣言する充実の新作。初期の彼らしか認めない人以外の筋少ファンには是非購入をおすすめする!

満足度:98%

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bro-090402.jpg『Permanent Crystals』 / BINECKS

実はワタクシ、シャムシェイドが凄く好きなんです。当初はヴィジュアル系のダメバンドの一つかと思ってたんですけどね。
でもテレビで歌ってるのを見て、「あれ? コイツらはちょっと違うな」と感じました。
その後、BISHOPの超絶メタルマニア・鈴木さんに薦められてアルバムを聴いてビックリ! テクニカルかつアグレッシブなギターとドラム、変拍子を多用した深みのある曲、それでいてキャッチーなメロディが多くて完全に虜となりました。
気に入った曲を集めたMDは、今では「ここぞ」という時(?)以外はなるべく聴かないようにしてます。少しでもフレッシュな感動を残しておきたいから。

そんなシャムシェイドが解散したのはもう随分前の話。
そしてこの度、彼らのメタリックな要素の多くを担っていたギターのダイタによるニューバンド、BINECKS(バイネックス)のメジャーデビュー作が発売されたとう情報をキャッチしたので早速購入しましたよ!

パッと聴いた感じ、ダイタに期待するギターと曲は十分に提供されているように思います。再び新たに彼のギターがバンド形式で聴けて、単純に嬉しい。
が、シャムシェイドに決定的に劣る重要な要素が。
ドラムが弱過ぎる!
まず単に音が小さいし、とにかく存在感が薄すぎ。なぜかメンバーにドラムだけがいないのでしょうがないっちゃあしょうがないのかもしれんけど。シャムシェイドではむしろドラムが音&プレイ的に一番好きだったので、特に物足りない印象が強いです。
メンバーにプログラマーなる役割の人物がいる辺りを見ても、ダイタはオーソドックスなメタル系バンドにはしたくないのかもしれんですね。
あと、ヴォーカルも若干弱いけど、まあ許容範囲かな。今後経験を積めばグッと良くなるのでは。
…つまり音的に強力なのはギターだけということになりますがw、特にダイタ個人のファンには夢のようなアルバムかもしれませんね。

ともあれ、期待を裏切られたとまでは全然思いません。曲の出来など、むしろ期待通りと言った方がいいような内容で、ヴォーカルの歌声が割と似た系統だしシャムシェイドの正当な後継者的イメージです。
大いに期待できそうなバンドなので、とにかく今後も安定した活動を続けてほしいと切に願います。
個人的に、今後はキャッチーな要素はそのままにメタル要素を強化してくれれば最高に嬉しい!

満足度:95%

metal080628.jpg『ノストラダムス』/ジューダス・プリースト

結論から言うと、自分的にはナイス。買ったその日から繰り返し聴いている。
特に気に入ったのはDisk2の2曲目「エグザイルド」。前作の「ロッホネス」的な、物悲しく壮大な感じがグッと来る。

ノストラダムスなどという、ともすれば陳腐に思える題材を扱ったことで不安要素が大きかった訳だけど、力技で強引に格調高い重厚な作品に持っていった印象。とはいえ全体的にまさしくドラマチックで、引き込まれる。私が考える、メタルが持つ二つの大きな特徴である攻撃性とドラマ性の、ドラマ性をとことん追求した傑作ではあるでしょう。

特筆すべきはやはりロブの歌唱。かなり魂入ってる感じ。時にアグレッシブに、時に大仰なまでに朗々と歌い上げる様は圧巻と言うしかない。そして重要なのは、メロディもいいということ。これだけミディアムテンポの曲が続けばかなりダレそうなものだけど、そうはならないのはメロディの良さによるものでは。そこがアイアン・メイデンの『ア・マター・オブ・ライフ・アンド・デス』と決定的に異なる。

ただ、これだけ好意的に受け取れたのは、事前に「早い曲はほどんど無い」、「100分に達する大作」、「メタルと言うよりオペラである」等々の情報があり、心の準備が出来ていたからではないかという思いも拭えない。ぶっちゃけ、あまり期待していなかったのだ。ラジオで新曲を2、3曲聴いても、まだ警戒していたほど。だから、早いと言える曲は「パーセキューション」と「ノストラダムス」の二つしかなかったのに、それが余計に気持ち良くて嬉しかったし、もっともっと退屈な部分が多いと思っていたから、Disk2の中盤とラストが若干イマイチに思えても「こんな程度で済んだか」とポジティブに受け取れたという・・・。w

彼らの新作はデフォルトで購入が決定しているジューダスファン以外のメタル・ヘッズには、事前になるべく多くの情報を収集することをオススメしたい。逆に、メタルと言うよりもじっくりとドラマ性を楽しむ曲を求めている人には、黙って差し出して一言、「コレを聴け」と言いたい。

満足度:93%

metal080603.jpg『カーヴド・イン・ストーン』 / レイジ

何かとメンバーチェンジが付きまとうものの、2年周期くらいでコンスタントにアルバムを発表し続けるベテランバンドの何と19作目。『トラップト!』からのファンである自分にとっても、彼らのCDは13枚目となる。

その『トラップト!』と、それに続く『ザ・ミッシング・リンク』を超えるアルバムがなかなか出てこないまま、ある程度のレベルを保ちつつ「まあまあ」の作品を生み続けるバンドとなっている印象だけど、前作で感じた「おっ?」という良い意味での引っかかりが進化し、さらにグッと良くなったと思う。アグレッションもあるし、気持ちの良いメロディやサビもあるし・・・とか思いつつ何度も聴いているうち、凄く好きなアルバムになってきた!

今回はなんつってもメロディが良い。レイジの場合、メロディが良いと言っても取っ掛かりが悪いというか、パッと聴いて万人がすぐにイイと感じるような普遍的な良さというのは少なくて、ちょっと「慣れ」が必要な気がするけども・・・でも取り敢えず自分的には今回のアルバムにはたくさんの素晴らしいメロディ、フレーズが詰まっていると感じる。
メロディック・デスで例えるなら、王道的な良さがあるアーク・エネミーではなく、ちょっとヒネリがあるソイル・ワーク的とでも言うような・・・って、解りづらいっつーの!w
でも本当に、リアルタイムで『ザ・ミッシング・リンク』の頃に出会っていなかったバンドだったとしたら、普通に今回が最高傑作だと思えたんじゃなかろうか。
いや、実際今自分の中では、このバンドで一、二を争うベストアルバムになっている。

前作も結構良いと思ったけど、ピーヴィーとヴィクターの連携がさらに深まり、アルバムとして纏まりが増しているような。マイク・テラーナ脱退の影響は全く感じられないね(笑)。むしろ若いドラマーの加入で全体的にテンションが上がっていると思える。
バンド初期の頃に感じた、弾けるはっちゃけパワーみたいなのはあまり感じられなくなった彼ら・・・つーかピーヴィーではあるものの、今回も十分にメタルな・・・つーか、年齢を考えれば過剰にメタルなアルバムだと言える。
一時期の低迷を脱してからゆっくりと、でも確実に良くなってきているこのバンド、もしかして全盛期はこれから来るのか!?

満足度:94%

metal080524.jpg『デス・イズ・ディス・コミュニオン』 / ハイ・オン・ファイヤー

前作を聴いた時は、「惜しい」と思った。
モーターヘッドを思いっきりダークにしたような印象を持った彼らの曲は、パッと聴いて凄くカッコ良かったものの、アルバム通して10曲前後聴いていると飽きてしまうのだ。
比較的似た曲が多いこと、曲の中でのメリハリがちょっと少ないこと、にもかかわらず曲が長めであること、等に問題がある気がしていた訳だが、この新作でそれはかなり改善されてきたと感じる。
以前より曲にメリハリがついて所々にキメとかもあるし、それによってギターソロも存在感が増している。
それでも割と同じテンポで曲がダラダラ続く印象が無くはないが、それはストーナー系の味わいっつーことだと言われれば、なるほどと思ってしまう感じ。大きなマイナス要因ではないかも。

で、このバンドの大きな魅力は、妙な禍々しさ。別段デスっぽかったりブラックでもないのにこの禍々しさは凄いかも。どことなくルーズな匂いが漂うプロダクションも彼らにピッタリとマッチしている。
歌詞を読みながらこのダークで粗暴な音に浸かっていると、だんだん妙な世界にトリップしてしまいそう。それこそがこのバンドの楽しみ方なんでしょう。

ついでに付け加えると、ジャケット画はもちろんインナーのデザインを含めたアートワークが凄く好み。こーゆー、宗教画的というか、中世ヨーロッパ時代の文献の挿絵風のような絵が凄く好きなので。
その辺からも、このバンドの禍々しさが強調されていてグッと来るぞ。

とゆー訳で、個人的には期待した部分は満足させてもらえた。欲を言えば、キラーチューンと言えそうな曲が一つ二つ欲しかったけど、それは今後の楽しみにしておこう。
前作が気に入った人は安心して聴けるのでは。

満足度:90%

kingshow-sinzin.jpg
『新人』/筋肉少女帯
http://www.dmm.com/mono/cd/-/detail/=/cid=cd_172tfcc86234s/searchstr=07v2wNiZ3MX6tg__lel-001

ハロウィンの新譜を買いにツタヤへ行ったのに筋少の新譜があったのでこっちを買っちゃった。
しょうがないので(?)こちらの感想なんぞを。

筋肉少女帯の魅力と言えば、第一にその存在感。アンダーグラウンドの匂いを纏ったいかがわしさだと私は思っている。メタル界で言えば、デスメタルなるものの概念を初めて知り、ナパーム・デスの存在に触れた当時の感覚に非常に近いものが筋少にはあったような気がする。
連中の姿はパッと見胡散臭く、曲を聴けば「!?」と戸惑い、でも「イタコLOVE」を聴いて感動し、一気に虜となった。その後もおどろおどろしくも深遠な世界とシュールかつエキセントリックなネタの世界を同時に楽しませてくれたが、何やらつまらないすれ違い(?)から端を発してバンドは解散状態へ。6年の時を経てこの度メンバーが仲直りし、活動再開となった復活第一弾アルバムが今回の『新人』な訳だが。

こういった、何年も時を隔てての再結成モノというのは、いきなり良いアルバムとはなかなかならないもの。再結成と聞いていきなり全盛期並みのナイスなアルバムを期待してワクワクしながらCDをセットするほど若くはない自分は、純粋に現在の筋少がどのようなものなのかを知ろうと思って聴き始めた。

で、一度聴いた率直な感想は、「やっぱりか」。

正直、良いアルバムだとは言い難い。再結成を宣言する挨拶代わりの域を出ていないのでは。過去の曲の再録が複数あるのも、その印象を強める。
一言で言って、残念ながら曲そのものに魅力が乏しい。メロディが全くキャッチーでなく、サビもどうも気持ち良くない。『キラキラと輝くもの』アルバムに収録されている曲と比べれば雲泥の差だ。『最後の聖戦』のつまらなさを継続していると言えるのでは。
そして自分的に何より問題なのは、あのおどろおどろしい禍々しさが全く無いこと。食人植物トリフィドを引っ張り出したりしているが、取って付けた感は否めない。他の、若干の猟奇風味を感じさせる曲でも、どうも「救い」が残されている感じで、初期~中期の救いのない真っ黒なニュアンスは望むべくもない。その一方で、再結成までの自らの気持ちの変遷を綴ったと思しき『仲直りのテーマ』は妙に生き生きとしているように感じられる。

思うに、今回は再結成というか仲直りが出来たことで大槻が凄くハッピーな状態であるのが強く影響しているのではなかろうか。かつての筋少のダークな魅力は大槻の胸のうちに鬱積する様々なネガティブなものが音楽として昇華したものだと思うのだが、今の大槻の心にはネガティブなものよりハッピーなものの方が圧倒的に多かったのではないだろうか。だとすれば、一人の人間としては非常に結構なことだが、残念ながらバンドとしてはかつての魅力を求めるのは難しくなってくる。

願わくば、人としてハッピーなまま、作品作りとしてかつての暗黒面を上手く引き出してもらいたいものだが・・・。あとは、そういったダークな魂が欠ける分、メロディとか演奏のテクニックとかの技術的な部分でググッと魅力を高めてもらうとか。

再結成後のバンドの本当の姿を見せてくれるであろう復活第二弾アルバムに期待したい。

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